仮想通貨

仮想通貨とは、国や中央銀行が価値を保証しない、インターネット上で流通している通貨のことである。商品やサービスを売買する際の決済手段や個人間の取引などで用いられている。

仮想通貨は、仮想通貨交換業者(仮想通貨を取り扱っている取引所)を通じて、円やドルなどの貨幣を仮想通貨に両替したり、仮想通貨を円やドルに両替したりすることができる。仮想通貨は、株式取引や外国為替証拠金取引(FX)と同様に、投資目的で取引されることもある。

仮想通貨は、第三者機関を経由しないP2Pネットワークを利用して送付される。24時間、誰に対しても送付でき、手数料も安価で済むという特徴がある。

取引データは、ブロックチェーンと呼ばれる分散型台帳で管理される。ちなみに、銀行や証券会社などでは取引データをサーバーで一括管理(クライアント・サーバー型)している。

主な仮想通貨には、ビットコインやリップル、イーサリアムなどが挙げられる。

仮想通貨と電子マネーの違い

仮想通貨(例:ビットコイン)と電子マネー(例:Suica)は異なる。

  • 発行主体
    仮想通貨…存在しない
    電子マネー…存在する
  • 価格変動
    仮想通貨…変動する
    電子マネー…変動しない
  • 換金
    仮想通貨…できる
    電子マネー…(原則的に)できない

日本における仮想通貨の定義

仮想通貨は、「資金決済に関する法律」では次のように定義している。

一 物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
二 不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの

2017年4月に資金決済に関する法律が改正され、仮想通貨交換業者は登録制となり、仮想通貨の利用者保護やマネーロンダリング対策などが施された。

仮想通貨の種類

2018年1月現在、仮想通貨は1500種類以上あるとされる。ちなみに日本の仮想通貨交換業者、販売所を通じて売買できる仮想通貨はおよそ20種類程度である。

仮想通貨のうち、最も取引量の多い通貨はビットコインで、イーサリアム、リップルと続く。

主な仮想通貨の価格と時価総額

仮想通貨名 シンボル 1単位価格(円) 時価総額
(億円)
Bitcoin
(ビットコイン)
BTC 1,258,648.17 211,835
Ethereum
(イーサリアム)
ETH 121,903.79 118,554
Ripple
(リップル)
XRP 133.70 51,779
Bitcoin Cash BCH 179,272.39 30,361
Cardano ADA 68.22 17,687
Stellar XLM 67.39 12,042
Litecoin LTC 19,881.23 10,925
NEO NEO 15,532.14 10,096
NEM XEM 111.96 10,091
EOS EOS 1,568.54 9,905
IOTA MIOTA 269.58 7,489
Dash DASH 85,422.98 6,701
Monero XMR 35,622.08 5576
TRON TRX 7.53 4,952
VeChain VEN 756.55 3,463
Bitcoin Gold BTG 20,425.82 3,429
ICON ICX 871.77 3,313
Ethereum Classic ETC 3,246.87 3,228
Qtum QTUM 4,366.48 3,224
Lisk LSK 2,565.32 3,013
RaiBlocks XRB 2,124.00 2,831
Populous PPT 6,651.35 2,461
OmiseGO OMG 1,757.68 1,793
Tether USDT 108.62 1,758
Steem STEEM 657.64 1,628
Zcash ZEC 49,908.52 1,573
Stratis STRAT 1,590.28 1,570
BitShares BTS 56.86 1,483
Siacoin SC 4.71 1,479
Verge XVG 10.19 1,479

※1単位価格と時価総額は、2018年1月時点のものです。1ドル108.7円で換算。