マチュリティラダー

資産(貸付金の回収など)及び負債(財投債の償還など)について、その満期額や金利更改額を期間毎にまとめて時系列に並べたものです。
マチュリティラダーを分析することにより、マチュリティギャップの状況を把握することが可能となります。
出所:財政投融資の基礎知識(財務省)


マチュリティラダーのイメージ

貸付金の回収時期と公債の償還時期のズレ(マチュリティの不一致)が残るため、金利リスクが存在。例えば、財投債の要償還額が貸付金の回収額を超過する時期に高金利となった場合、財投債の借換えに際して高い金利を支払う必要があり、収益悪化要因となる。

証券化により、極力コストを最小化しつつ、貸付金の証券化により得た現金でマイナスのギャップのある年度の財投債発行額を抑制し、借換えにより逆ザヤとなるリスクを抑制。

マチュリティラダーのイメージ

(出典:財務省)

貸付金と債券のマチュリティラダー図(平成 28年度末現在)

マチュリティラダー

(出典:財務省)

銀行における流動性管理のためのサウンド・プラクティス

マチュリティ・ラダーは、日次ベースの、また特定期間毎の資金流入と資金流出を比較するにあたって便利な方法である。ネット要調達額の分析には、マチュリティ・ラダーの作成や、選ばれた満期日における累積的な資金のネット過不足の算出が含まれる。銀行のネット要調達額は、まず、資産、負債、オフバランス・シート商品の将来の動きに関する仮定に基づいて将来の資金フローを分析し、次に、流動性を評価する対象となっている期間における累積的なネット過不足を計算する、ことによって求められる。

マチュリティ・ラダーを作成するにあたり、銀行はスタート地点(通常は翌日)からみて所定の日付に資金流入もしくは資金流出を割り当てなければならない(銀行は、資金決済に関する慣行や、資金フローを特定の日付に割当てる際に使用するタイムフレームについて明確に理解していなければならない)。マチュリティ・ラダーを作成するための準備段階として、資金流入は、資産が満期を迎える日、もしくはクレジット・ラインが使用される可能性がある日付について保守的に予想を立てることによって、割り当てることが出来る。同様に資金流出は、債務が満期を迎える日、あるいは債務者が早期返済オプションを実行できるようなる最初の日、偶発債務が生じうる最初の日、に割り当てることが出来る。即座に市場で売却できる資産については、流動化される可能性がある最も早い日が、マチュリティ・ラダーに組込まれるべきである。銀行または監督当局は、市場リスクを反映させるために上記のような形で組込まれた資産を、どのように割引くべきであるかについて考慮すべきである。利息やその他資金フローのうちで重要なものも含まれるべきである。加えて、過去の経験に基づいた仮定も設定されるべきである。それぞれの計測期間における資金流入と資金流出の差、すなわち資金の過不足は、個々の時点における銀行の将来の流動性の過不足を測定する際において、その出発点となる。

(出典:バーゼル銀行監督委員会)

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