ND倍率

読み方:エヌディーばいりつ

ND倍率とは

ND倍率とは、「日経平均株価÷ダウ平均株価」の計算式で求められる指数のことができる。

日経平均株価とダウ平均株価が同じ値であれば、ND倍率は1になる。なお、日経平均株価の単位は円で、ダウ平均株価の単位は米ドルだが、ND倍率を算出する時にドル換算、あるいは円換算をしない。

ダウ平均株価の値が日経平均株価の値を上回れば、ND倍率は1より小さな値になる。一方、ダウ平均株価の値が日経平均株価の値を下回れば、ND倍率は1より大きな値になる。

一般的にダウ平均株価と日経平均株価は、連動することが多い。そのため、ND倍率はある一定の値の範囲内で推移することが多い。ND倍率の僅かな変動(ブレ)を見極めることで、株式投資に活かすことができる。

ND倍率のチャート

ND倍率のチャート

上のグラフは、日経平均株価とダウ平均株価、ND倍率のグラフである。1990年1月(日本のバブル末期)には、ND倍率は14.36倍を記録している。バブル崩壊が始まるとND倍率は徐々に下降していき、2003年3月には1倍を割る0.998倍まで下げた。

その後、ND倍率は1倍~1.5倍のレンジで推移していたが、2008年9月のリーマンショック後は、1倍を割る時期が続き、2012年9月にはND倍率は0.66倍まで低下した。日本の景気が低迷した時期である。

2012年12月、第二次安倍内閣の発足により日経平均株価は回復基調に転じ、ND倍率も次第に上昇し、1倍前後で推移している。

ND倍率による投資戦術

近年においては、ND倍率は1倍前後で推移している。ND倍率が1倍未満であれば、日本株は売られ過ぎ、米国株は買われ過ぎとなるので、「日本株の買い」「米国株の売り」となる。一方、ND倍率が1倍以上であれば、日本株は買われ過ぎ、米国株は売られ過ぎとなるので、「日本株の売り」「米国株の買い」となる。