国際移住機関(IOM)

International Organization for Migration (IOM)。世界的な人の移動(移住)の問題を専門に扱う国際機関。合法的な労働移民の保護や促進を目的とした政策助言や、移民への教育などの環境整備の他、人身取引対策や被害者の自主的帰国支援、紛争や自然災害によって引き起こされる非自発的な人の移動(避難民)の移送や物質的支援、医療的支援、等、人の移動についての幅広い支援を行っている。
前身は、1951 年に設立された欧州移住政府間委員会(ICEM)で、主に欧州からラテンアメリカ諸国への移住を支援していた。ICEM はその後、徐々に活動範囲を世界各国へと拡大し、1980 年には移住政府間委員会(ICM)と名称を変更、1989 年に現在の国際移住機関(IOM)となった。本部はスイスのジュネーブ。日本での活動は、1980 年代のインドシナ難民の受け入れ支援に始まり、近年では各国での人道復興支援や人身取引対策にまで広がっている。

出典:内閣府経済社会総合研究所