サミットでの移民への言及

2006 年7 月サンクトペテルブルクで開催された主要8カ国首脳会議(G8サミット)において、移民に関しての言及が行われた。概容は次のとおりである。
「21 世紀の革新的な社会に向けた教育」
5.共通の革新的な社会展望のため(中略)・移民の移住先の国や社会への社会的・経済的統合の教育による推進。教育が効果的な方法である。
IV.社会の結びつきと教育による移民統合の推進
33.我々は人々の潜在能力を最大限に活かし、社会参加への障壁を乗り越えるために、市民の参加、機会の均等と異文化理解を促進する。参加者すべてを包括する思いやりに満ち公平な社会であることが、スキルや知識の習得、イノベーション、経済と社会の成功にとって重要である。文化の多様性、外国語の知識、新たな才能にオープンであること、労働移住の自由を備えた社会は、革新的で包括的な社会であると考える。
34.我々は生涯学習のサポート、経験や技能に合った仕事に就けるだけの言語力を習得する奨励を通じて、社会的、文化的で高度な統合を促進する。研究協力や知識と経験の交換も必要であり、G8 諸国をはじめ移民と関わりの深い地域と協力して行う。
35.我々は教育分野や職場での多様性が技術革新や創造性の発展につながることをよく認識し、全ての人の人的・社会的資源を最大化することを目指す。民主的な市民を育てる教育を含め、社会連帯政策は、成功すれば非寛容や差別と闘う力になるだろう。それぞれの国が移民を経済面、社会面で受け入れ、統合するために幅広い政策を取っているが、我々は上記のような基礎的なことをしっかりと教育に盛り込む必要がある。

出典:内閣府経済社会総合研究所