ジュースムート委員会報告(ドイツ)

2001 年7 月に出された報告。少子高齢化や国際競争が激化する中、ドイツの生活水準を長期的に維持、保持することが重要であり、そのために労働市場の動向に即した外国人受入れが必要であるという問題意識のもと、具体的には、外国人受入れ制度として、次の具体策を提案している。(1)将来、若年の教育、訓練を受けた外国人をポイント・システムに基づいて選別し、移民として受け入れること。(2)5 年以内の期限を定め、短期的な労働需給のボトルネックを充足するためにも、労働需要の存在を前提として外国人を受け入れること。(3)経済及び研究分野では最上級の人材を、最適な受入れ環境のもとで受け入れること。(4)若年の外国人をドイツの「デュアル・システム」の訓練制度で受け入れること。(5)より多くの外国人学生を受け入れ、高度な人材に対する世界的競争の中でドイツが優位に立てるような教育戦略を推進すること。(6)国内の外国人の統合を改善し、新規外国人の統合を促進すること。そして、新規外国人の統合は経済的、社会的、文化的な分野で均等な権利として保障される必要があること。

出典:内閣府経済社会総合研究所