ベトナム難民

1975 年旧南ベトナム崩壊前後から、いわゆるベトナム難民が多数出ている。撤退米軍と共に約13 万人が渡米した他、いわゆるボート・ピープル(漁船や貨物船等でベトナムを脱出し、周辺諸国にたどりついたり、通りがかりの船に救助されて寄港地に到着する避難民)が年々増加した。79 年には月5 万人を超え、1992 年末までに周辺諸国などに流入したベトナムからのボート・ピープルは約80 万人に達した。
当時の日本は、上陸と一時滞在のみに限定していただめ、難民の定住を認めず、他国での引受けが決まっている者のみの一時在留(当初30 日間、後180 日間)に限っていた。国際的な批判もあり、国際的な動向に合わせ入管法の改正・施行が行われ、一時庇護のための上陸許可(入管法18 条の2 に規定)が設けられた。その後、受入体制を整備する等、本格的に難民の受入れを行うこととなった。

出典:内閣府経済社会総合研究所