海外直接投資に関する再投資収益

Reinvested Earnings on Foreign Direct Investment

海外直接投資に関する再投資収益は、海外直接投資の投資先である現地企業(海外直接投資企業という)の留保利益を指す。こうした留保利益は、現実には投資元である直接投資家には分配されないものであるが、国民経済計算上は、一旦、直接投資家に財産所得として分配され、同額が海外直接投資企業に対して再投資されたかのように取り扱う(いわゆる迂回処理)。なお、本項目の一国合計は、「国際収支統計」における「直接投資収益」の「出資所得」のうち「再投資収益」が相当するが、「国際収支統計」においては、基礎資料の制約上、再投資収益は約17か月遅れでしか捕捉できないため、直近期においては、当該期に稼得した額ではなく、17か月前の値が計上されている。このため、国民経済計算では、こうした直近期間について、本来の稼得時期として計上されている値の最近値(直近期の17か月前の値)を基に推計しており、「国際収支統計」の計上額とは一致しない。

出典:内閣府