社会給付及び純社会負担

Social Benefit and Net Social Contribution

社会給付は、病気・失業・退職・住宅・教育あるいは家族の経済的境遇のような一定の出来事あるいは状況から生じるニーズに対する備えとなることを意図して家計に支払われる経常移転と定義され、(1)社会保障制度の公的年金等の「現金による社会保障給付」、(2)企業年金や発生主義で記録される退職一時金を含む「その他の社会保険年金給付」、(3)発生主義により記録されない退職一時金等の「その他の社会保険非年金給付」、(4)生活保護などの「社会扶助給付」のほか、(5)「現物社会移転」のうち社会保障制度の医療保険給付及び介護保険給付、が位置付けられる。
純社会負担とは、社会給付が支払われることに備えて社会保険制度に対して行う現実または帰属の支払と定義され、(1)社会保障基金や企業年金の年金基金への雇主の実際の保険料・掛金等の負担である「雇主の現実社会負担」、(2)雇用関係をベースとする確定給付型の退職後所得保障制度(発生主義により記録される確定給付型の企業年金と退職一時金)に係る積立不足分の変動等を示す「雇主の帰属社会負担」、(3)社会保障基金等への雇用者・家計の実際の保険料・掛金負担である「家計の現実社会負担」、(4)企業年金に係る資産運用から得られる収益(概念的なものを含む)の迂回処理分である「家計の追加年金負担」の合計から、(5)企業年金等の運営費用を示す「年金制度の手数料」を控除したものとなる。

出典:内閣府