シ団引受

シ団引受とは、複数の引受業者から構成される証券取引を目的とした団体である引受シンジケート団(引受シ団)が日銀(国の委託を受けて国債に関する事務を取り扱う)との間に、募集取扱及び残額引受契約を締結し、一般の投資家の応募を募り、応募額が発行額に満たないときはその残額を分担して引き受ける(残額引受)発行方式のことである。シ団引受は発行予定総額の全額の発行を保証する機能があるため、国債発行の中心的な方法となっており、10年長期国債の市中消化はこの方式で行われている。

国債引受シ団は、都長銀並びに外国銀行、地銀、信託、第二地銀、信用金庫、信用組合、労働金庫、農林中央金庫、農業協同組合等、商工組合中央金庫、生保、損保及び証券会社で構成される。国債引受シ団のメンバーである各業態の代表等32社(行)が、発行ごとに開かれる国債発行世話人懇談会(世話懇)を通じて、発行条件などについて協議を行い、日銀と引受契約を締結する。さらに、引受シ団内では引受団契約・覚書を締結し、各メンバーの引受額、残額引受の方法、手数料分配の方法などが定められる。

また、証券会社は、幹事8社が中心となる国債引受証券団や国債委託販売団を組成し、国債の販売に努めている。

出典:一般財団法人地方債協会